『愛』と聞いて、単純に、男女間の愛をイメージする人がいまだに多いようですが、そういう人は今まで以上に多くの人と接して自分の世界を広げ、そこから『愛』について学ぶ必要があると思います。
なぜなら、自分と関わる異性との間でしか愛は存在しないと思い込んでいるので、狭い範囲での、制限された領域での愛の送受信しかできなくなっているからです。
愛は本来、無限で、無私の心から生まれます。
自分がそうしたいから、ただそうする。
そこに、過度の期待や見返りは含まれないはずなのです。
常に期待と見返りを求めているなら、あなたは根幹部分からの癒しが必要です。
多くの人と接するこの学びは、素晴らしい経験と感動を積むので、自分の今世での存在意義がわかり、自分が『愛』そのものであること、自分の中から愛が拡大することに気づくでしょう。
愛とは、許すこと、与えること、譲ること、自分を他者を自由にすること、安らぐこと、勇気づけること、励ますこと、見守ること、知らないふりをしてあげること、受け入れること、尊重すること、感謝することなど、
いろいろな形をとって人と人とを繋げ、双方の課題をクリアにして調和させる宇宙最強エネルギーです。
与えることができるようになると、譲ることも自然にできるようになり、許すことも簡単になってきます。
我先にと、いつでもなんでも自分都合で自分の権利を主張・優先する生き方では、パートナーシップはうまくいきません。
便利な時代になったのは、あくまでも人間目線で便利になっただけで、そのおかげで犠牲になっている動植物、自然破壊が背後にあることを今一度認識し、地球から資源を無条件で与えてもらって、使わせてもらって共存していることを忘れてはならないのです。
世の中が便利になることで、思考までインスタントになる人、結果だけ搾取する人の数も急増していますが、魂が進化する過程に『合理的』はありません。
発想力がないとか、工夫しないこと、できることもやらず怠けることも、今もこれからの時代も人生がどんどん厳しくなっている人が増加しています。
それを他人事として聞いている限り、対岸の火事として傍観しているかぎり、人間的進化はありません。
自分の本質を知って魂を磨きながらより良く生きる。
この場所で、他者と共存するには、自分から譲歩し、謙虚に学ぶ姿勢があれば誰からも自然に愛され、居心地よく上機嫌で毎日を過ごすことができ、今後自分が過ごすステージが決まります。
損得勘定、欺瞞、自己憐憫、搾取、奪取、甘え、後悔、依存、執着、傲慢、自分都合のコントロールがあるかぎり、魂はどんどん生きにくさを訴えてくるのです。
以下、自分を内省してみましょう。
人に頭を下げることが苦手とか、自分から謝ること、自分から素直に折れることができない、自分のことも人のことも全く褒めない、自分から与えることが損だと感じている、自分の都合、自分の権利をいつも優先、あるいは主張し人に譲らない、勝ち負けなどのジャッジをいつもする、誰かが助けてくれる、やってくれると自分は傍観者でリスクを冒さない、~ならやる、やらないなどの見返りを求める、条件付けの行為が多い、今起きていること、自分が今ここに生かされていること、自分が今置かれている環境に感謝しているか。
この地球が学ぶ場所であることを忘れがちですが、自分のために日々内省と内観の時間を作り、自分を勇気づけ励ましましょう。
本当の自分が何を求めてここで生きているのか?
見えない存在と繋がって生きることは、人生を豊かに底上げします。