近年問題視されている『共依存』。
その中でも、子に依存する母親。
親側の子離れができていないことで、共依存に発展していきます。
母側が自分の人生で癒されてこなかった心的トラウマ、傷、葛藤、ブロックを子供ですべて埋めようとすることに始まり、そこから悲劇は始まります。
『自分と子供の間には特別な繋がりがある』と過剰に思い込んで子を自分都合にコントロールしていたり、自分の夫(または家族)がソウルメイトなのかどうか?をやたら気にしたり。。。
特別な繋がりがあるのは間違いないですよね、家族なのですから(笑)
そこに執着している時点で、自分が特別視されたいとか、子供を特別視したいという自己顕示欲を満たしたい意図、強迫観念が存在しているのです。
本当に『特別な存在』だと確信しているなら、ただただ感謝しかなくて、嬉しくて、他人にも優しくできて、自分の人生に満足しているのでわざわざ他人に教えたり、言葉に出したりしないものです。
自分が生んだからとか、自分の老後の世話を頼むなど、まだ自分が元気なうちから子供に依存しようとする親もいます。
それは、所有欲から始まります。
自分が与えられている現状、環境、肉体のすべては、借りものです。
自分のものではないのです。
『自分のもの』と認識すると所有欲が生じます。
地球に来る前に、神様があなたと相談して与えてくださったもの、借してくれたものなのです。
だから私たちは、一人ひとりが自分の中身である『魂』が成長するよう、自分を取り囲むすべての外側に感謝して、この一生をかけて大切にメンテナンスしていく必要があるのです。
心的トラウマや傷がある人間が親という立場になることで、あらゆる忍耐や試練、難問を引き寄せ解決し、子や関わるすべての人たちと共に成長させてもらっているわけです。
自分が癒されてこなかった親は、子にイライラしたり、不安定になりがちで、それによって子が息が詰まるようになっては問題です。
子が持つ葛藤や不安定さ、満たされない状態が、すべて親の責任とはいいきれませんが、少なくともその子が自分のところに生まれてきたことに意味があります。
親側に葛藤や不安定さ、癒されず、満たされない思いで人生を生きてきた場合、その影響ってどこにいくか知ってます?
自分が産んだ子ですよ。
子供は本来、自分の親に対し、無意識で無条件に親のすべてを受け入れ助けようとする存在なのです。
もちろん、子は認識していないでしょう。
親が子に依存している場合、その負の悪影響が、そっくりそのまま子の波動に転写されます。
私は自分も含め、自分のサロンや教室で数えきれないほどの事例を見てきました。
親の育て方次第で、子が大人になっても社会や他者とのパートナーシップ、コミュニケーションに問題があったり、最悪なケースとしては、子の人生全般に悪影響が及ぶ可能性だってあるわけです。
若い世代だけでなく、中年期に入ってからのひきこもりは増加し、社会問題になっています。
『依存』その逆の『無関心』も、関わる双方にとって知るべきことがあり、大切なことを教えようといるのです。
親が自分自身と向き合わないで生きてきた場合、子育ては容易ではないでしょう。
個々の魂は、いつでも自分らしく、自由に生きたいと願っています。
一人ひとりが幸せであれば、この世界全体に幸せが波及します。
最後まで自分の面倒を見れるのは自分で、
より良い環境、一人ひとりの精神的な自立から始まります。