他者と一緒に何かをやって、できない自分を目の当たりにした時、その反応は人それぞれです。
例えば、
完璧主義の人にとっては屈辱の体験になり、
自己不信の人にとってはできない自分にさらに落ち込み、
プライドの高い人にとっては認めたくない敗北の体験とか、
最初からできた人にとっては、特に印象には残らず普通の体験となるでしょう。
進化はここからです。
できなかった体験が原動力となって、そこからできるように努力する人だけが最も上達し進化します。
屈辱や落ち込みなどの否定的感情を感じないよう、いつも逃げることを選択して生きてきた人は、自分の成長や変化を楽しめず成功体験も少ないことから、セルフイメージが低いことにのちに気づくと思います。
いつかのネガティブな体験から、失敗する自分を許さなくなった人ほど完璧主義になり、その裏には怖れが根ざしています。
攻撃を受けないよう、何でもまず外側から固めようとします。
フォーカスする先が自分の内側ではなく、自分の外側に意識が向くため物事の本質がわからなくなります。
それをする理由や意味、自分に価値を見いだせずに生きてきた経緯から、自分が何のために生きているのか、自分ではない誰かの意識で生きているように感じるかもしれません。
その感覚は正しく、自分を変える時期に来たということなのです。
上記の場合、潜在意識には古い否定的な体験と情報しか入っていないので、頭で思考しているかぎりマイナス思考に陥りやすくなり、本来の魂が望む生き方からはどんどんズレてきます。
ですので今までやったことのないことにチャレンジする時は、そのように生きると腹を決め、ひたすら新しい行動と体験を重ねていき自分の潜在意識に植え付けていくしかないのです。
更新されていないパソコンやスマホの使い勝手が悪いように、
即座に行動に移して、自分の体を使って新しい体験をインプットし、今までとは180度違った思考、行動をして自分を進化させていくしかないのです。
今までやってきたことをやめて、
今までやってこなかったことを始める。
ブロックが根深い人にとって、変化が出るまでにはそれ相当の時間がかかりますが、エゴ優位で生きていると結果ばかり急いで焦ります。
人生には、根気よく自分と向き合う時間が必要になる時があります。
それ相応の意味があることに、本人が自覚するまで続きます。
前のブログで潜在意識は、現状維持システムだと伝えました。
心臓が生まれた時から自動制御され生命維持されているように、あなたの命が危険に晒されないよう潜在意識はあなたを日々守っています。
ですが、
今までの生き方で自分がのびのび、自分らしく生きてこれなかったのだとしたら、そのまま現状維持して望ましく変わるでしょうか?
今までの生き方の結果が今の自分です。
今までと全く違う生き方をして命の危険に晒されるでしょうか?
そんなことはないですよね。
であれば、潜在意識には今までの古い体験と記憶しか入っていないのですから、その状態でいくら思考しても今までと同じ答えしか出てこないのです。
楽しくない現状維持をしているかぎり時間を無駄にします。
できない自分を認めることは、本当の自分に目覚めるための通過儀礼だと私は思います。
進化のためだけでなく、自分がどんな目的で地球に来たかを思い出すことは、私たち一人ひとりの課題でもあるのです。
だからこそ自分ととことん向き合い続けて、神様からお借りした肉体という乗り物をピカピカに研磨して生きることが大切なのです。
神の子である自分を内側からせっせと磨いていれば、必要なタイミングで必要な答えがくるようになります。
自分を内側からピカピカにすることは神様にとっても嬉しいことです。
人の役に立ちたい、人に喜ばれたいのは、結果的に神様を喜ばすことに他なりません。
肉眼では見えなくても、目を閉じて心から愛を送ってみましょう!