演じていると本当にそうなる第二弾。
体調面。
病気は、因果の法則から言うと結果です。
何らかの原因があったから、結果(病気)が生じた。
サロン開業当初、後天的に難病を患ったという受講者が入ってきたことがありました。
初めて聞いた病名で、最初にお会いした時は痛々しい状態でした。
『私、お世話になった人に恩返しがしたいんです』
受講者はその一途な思いを伝えてきました。
講座でお会いする度に、私はこの受講者がなぜこの病気を引き寄せたのか鮮明に気づきはじめました。
しかし、同時に、
私の目にはこの受講者は健常者にしか映りませんでした。
私はある時、こう言いました。
『〇〇さん、本当は治りたくないんじゃないですか?私には〇〇さんの難病はすでに治っているように見えるんです。私といる時は症状が出ないですよね』と言いました。
受講者は戸惑った顔をして、
『え?本当ですか?あ、でもそうかもしれません、でもまだ治ってないです』と強く言いました。
しかし、
最初は疑っていた頑固な受講者も、私が毎度言うので、真剣に何度も何度も考え直したそうです。
そして、
義母からのネガティブな話を聞かされる長電話に毎回付き合わされていたことに気づきます。首も肩も腕も精神も疲れ、いつしか電話に出ることも嫌になっていたことがあったのだそうです。
そのとおり、首は真横に曲がったまま戻らなくなり、ひどい時は激痛が走って頭が割れそうだったこともあったそうです。
その病気を長く患うことで、難病だから特効薬はなく、いつ治るかもわからない、そのおかげで家族や友人たちからいつも優しくしてもらえることにも気づいたそうです。
そして、その居心地の良さに、実は自分は満足していることにも気づいて認めたそうです。
ここを認めた受講者は、この他にも実母に対する恨みや悲しみ等々のブロックもあり、一気に手放すことができずに執着と抵抗、もがきを続けていました。
私はある時また言いました。
『〇〇さんはもう治ってますよ』
受講者は『私もそう思います』と認めました。
長時間座っていられなかった受講者は、外出もままならない状態から、飼い犬の散歩も毎朝問題なく行けるようになりました。
そうすると、散歩先で顔を合わせる近所の人たちが、犬の散歩をしている受講者を見て、皆んな近寄ってきて喜んでくれたそうです。
『元気になってよかったね!本当によかった!』
受講者は、自分が病気じゃなくても周囲の人から温かい言葉をかけてもらえること、心配してくれたこと、愛されていることに気づいて感動し大泣きしたそうです。
病気じゃなくても私は人に愛されている
インナーチャイルドが癒されていなかった受講者にとって、ここが一番府に落ちたそうです。
そこからは本当に早く元気になっていきました。
講座が終了する頃、
この受講者は自分がやりたかったことに再チャレンジし、素晴らしい才能を活かしてたくさんのセンスの良い作品を作り始めました。
作品をお世話になった人々に贈って皆んなに喜ばれていました。
人は、自分の思い込みで自分の人生を如何様にも左右できるのです。